『手のしびれは姿勢の影響!?』

手のしびれは姿勢の影響!?「胸郭出口症候群」の姿勢の特徴と予防法

こんにちは。

サインカイロ整体院の中村です。

今回は、手のしびれと姿勢の意外な関係、特に**「手のしびれは姿勢の影響!?」をテーマに、関連性の高い疾患である胸郭出口症候群(きょうかくでぐちしょうこうぐん)**についてお話しします。

ご自身の姿勢に当てはまる点がないか、ぜひチェックしてみてください。


1. 手のしびれ(腕の痛み・だるさ)の原因:「胸郭出口症候群」

手のしびれや腕のだるさの原因の一つに、胸郭出口症候群が考えられます。

これは、首から肩を通り、腕や手先へ向かう**神経の束(腕神経叢)や血管が、鎖骨や肋骨、周囲の筋肉で構成される「胸郭出口」**と呼ばれる狭い空間で圧迫されることで、しびれや痛み、だるさを引き起こす疾患の総称です。

症状は、特に腕を上げた時(例:つり革につかまる、洗濯物を干すなど)や、重いものを持った時に悪化しやすいのが特徴です。

2. 手のしびれを引き起こしやすい「3つの姿勢の特徴」

胸郭出口症候群は、特定の姿勢的・体格的な特徴を持つ方に発症しやすいことが知られています。特に罹患率は女性が多いとされています。

ご自身の姿勢が次のいずれかに当てはまらないか確認しましょう。

特徴 1:なで肩(鎖骨と肋骨の間隔が狭い)

  • メカニズム: なで肩の方は、鎖骨が通常よりも低い位置にあり、鎖骨と第一肋骨の間隔が狭くなっています。この狭い隙間を走行する神経や血管が挟まれる形になり、圧迫を受けやすくなります(肋鎖症候群)。
  • 特に重いバッグを肩にかけたり、腕を下げた状態が続くと症状が出やすくなります。

特徴 2:ストレートネック

  • メカニズム: ストレートネック(首の生理的な弯曲の減少)や猫背の姿勢は、頭部が体の軸より前に突き出ます。これにより、頭の重さを支えるために首周りの筋肉(特に斜角筋)が過剰に緊張します。
  • この緊張した筋肉の間を通る神経が圧迫され、しびれを引き起こします(斜角筋症候群)。

特徴 3:頸部がきゃしゃな方

  • メカニズム: 頸部や肩周りの筋肉量が少ない方は、姿勢の負荷を吸収しきれず、結果として筋肉が過緊張しやすくなります。
  • 特にストレートネックやなで肩といった不良姿勢と複合すると、神経への負担が一層大きくなります。

3. 予防と対策:「負担を避ける」と「ほぐす」

胸郭出口症候群は骨格的な要素が関わるため、姿勢そのものを劇的に変えるのは難しい場合があります。しかし、予防症状の悪化を防ぐ対策は可能です。

① 日常生活で負担を避ける動作

  • 重い荷物の持ち方を見直す: 特にリュックサック片側のショルダーバッグの使用は、なで肩の姿勢を助長しやすいため、極力避けるか、重さを分散させましょう。
  • 長時間同じ姿勢を避ける: デスクワークやスマートフォンの操作時、長時間猫背や頭が前に出た姿勢を続けないよう、こまめに休憩を挟みましょう。
  • 腕を上げる動作を控える: 症状が出やすい高い位置での作業(窓拭きやドライヤーなど)は、回数や時間を制限しましょう。

② 首・肩周りの「こまめなストレッチ」

緊張して硬くなった首周りの筋肉をほぐし、血流を改善することが予防の基本です。

  • 首の側面ストレッチ: ゆっくりと首を真横に倒し、首の側面(斜角筋など)を伸ばします。痛みが出ない範囲で20秒ほどキープしましょう。
  • 肩甲骨周りの運動: 腕を回したり、肩甲骨を寄せる運動をすることで、緊張した筋肉を緩め、狭くなった胸郭出口周辺のスペースを確保する助けになります。

気づいた時に少しでも実施するだけでも、症状の悪化を予防し、しびれと上手く付き合っていくことに繋がります。ご自身の身体の状態を理解し、日常的なケアを取り入れていきましょう。

最後までお読みいただき
ありがとうございました♫

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