『側弯症とはどんな問題!?』

側弯症(そくわんしょう)とは?問題点、原因、早期発見とカイロプラクティックの役割

こんにちは。

サインカイロ整体院の中村です。

今回は、多くの方が名称はご存知でも、具体的な問題点や対策がわかりにくい**「側弯症(そくわんしょう)とはどんな問題なのか?」**について、詳しくお話しします。

1. 側弯症とは?背骨がS字に湾曲し「ねじれ」を伴う状態

側弯症とは、背骨(脊柱)が左右に湾曲し、さらに背骨自体がねじれ(回旋)を伴う立体的な変形を指します。

側弯症が引き起こす主な問題詳細
身体的な問題背骨の歪みによる腰痛背中の痛み、進行すると心肺機能の低下を招くリスクがある。
見た目の問題肩の高さの違い肩甲骨の突出ウエストラインの非対称など、姿勢の悪化。
精神的な問題思春期などに外見のコンプレックスとなり、精神的なストレスうつにつながるケースもある。

特に背骨のねじれは、前かがみ(お辞儀)をした際に片側の背中が盛り上がる**「肋骨の隆起(リブハンプ)」**として確認できることがあります。

2. 側弯症の原因|ほとんどは原因不明の「特発性側弯症」

側弯症はいくつかの種類に分類されますが、最も多いのが原因不明のタイプです。

側弯症の主な種類

  • 特発性側弯症 (とくはつせいそくわんしょう):
    • すべての側弯症の**約60~70%**を占めます。
    • 思春期の女子に多くみられますが、現時点で明確な原因は不明です。
  • 先天性側弯症:
    • 生まれつき背骨の異常があるタイプ。
  • 症候性側弯症:
    • 神経や筋肉の疾患(脳性麻痺、筋ジストロフィーなど)に合併して起こるタイプ。
  • 機能性側弯症:
    • 椎間板ヘルニアや不良姿勢など、一時的な要因で起こり、原因を取り除くと改善が見込めるタイプ。

日本での発生頻度は1~2%とされますが、軽度の側弯症は私の臨床経験でもよく見かけます。

3. 最も重要なのは「早期発見と早期治療」

側弯症の多くは成長期の若年層で進行するため、症状の進行を抑えるためには早期発見と早期治療が非常に重要です。

ご自身やお子様の側弯症を疑う場合の目安として、以下の**「アダムス・テスト(前屈検査)」**があります。

側弯症の簡易チェック法

  1. 足を揃えて、まっすぐ立ちます。
  2. 手のひらを合わせ、膝を曲げずにゆっくりお辞儀(前屈)をします。
  3. 第三者が後ろから見て、**左右の背中の高さに違い(盛り上がり)**がないかを確認してください。

もし背中に左右差があれば、側弯症の疑いがありますので、まずは専門の整形外科で適切な診断を受けることが最優先です。

4. 側弯症とカイロプラクティックの役割

若年層の特発性側弯症の場合、進行性の有無を確認するためにも、大前提として病院で適切な診断と医師の指導を受けてください。

その上で、カイロプラクティックは、側弯症による二次的な症状(痛みや可動域制限)の改善に貢献します。

カイロプラクティックでの主なアプローチ

  1. 周囲筋群の緊張緩和:
    • 側弯により過度に緊張している腰背部や周囲の筋肉を緩め、痛みの軽減を目指します。
  2. 関節の可動域改善:
    • 背骨や骨盤の動きを矯正し、硬くなっている椎間板や関節への圧迫を軽減させ、体の動きのスムーズさを回復させます。
  3. 姿勢指導とセルフケア:
    • 側弯の進行予防や再発防止のため、自宅でできるストレッチ指導や、日常生活での姿勢指導を行います。

特に軽度の側弯症や、生活習慣による機能性側弯症に対しては、身体バランスの改善を通じて大きな効果が期待できます。重度の場合は、これ以上の悪化を防ぐことを目的に、医療機関と連携しながら施術を進めます。

最後までお読みいただき
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